WimaxとLTEの違いとは?

WimaxとLTE

ポケットwifiの代表的な通信規格は2つ。
Wimax陣営とLTE陣営でシェアを争っています。

WimaxもLTEも、「無線通信技術の新しい規格」の名前です。

LTEを扱う事業者として有名なのがemobileなので、
日本のネットでは「Wimaxとemobile」という対比で違いを語られることが多くなっています。

なのでネットでWimaxとemobileの比較がされているときとは、
「emobile ≒ LTE」だと思っておけばOKです。

Wimaxとは?

Wimaxとは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略です。
Wimaxの特徴は帯域制限がかからないこと
LTEに比べると電波の直進性が高くなっています(=屋内での通信に弱い)

帯域制限がかからないというのは、
簡単に言えば同じ回線スピードで使い放題ということです。
たくさんネットを使ったからといって回線速度に制限がかかることはありません。

なので、ポケットwifiを使って大容量のファイルをたくさんダウンロードしたい人や、
Youtubeなどの動画サービスを頻繁に利用する人は、Wimax一択となります。

Youtubeなどの動画をネットで見る際にも、
ネット回線の容量は使っているのです。

LTEとは?

LTEとは「Long Term Evolution」の略です。
LTEの特徴はWimaxよりも回線スピードが早いということ。
また、Wimaxよりも屋内での通信に強いのがLTEです。

なぜ屋内での通信に強いかというと、
電波が障害物のうしろにまわりこみやすいからです。

Wimaxの電波はLTEの電波と比べて、
「直進性」が高く、障害物にあたって跳ね返りやすいのです。
その点、LTEは比較的「直進性」が低く、障害物の後ろにまわりこみやすいのです。

しかし、イーモバイルのLTEは、
回線スピードは速いのですが、あまり使いすぎると帯域制限がかかります。

なぜ、LTEでは帯域制限がかかるかというと、
通話でも利用されている回線だからです。
Wimaxはネット通信専用の回線なので、利用制限がありません。

2014年5月からは1ヶ月に10GB、もしくは1日366MB使うと、
速度に制限がかかるようになっています。
使いすぎるとネットが止まってしまうわけではありませんが、
あんまり使いすぎるとネットが遅くなるということです。

なので、ネットで動画サービスなどの容量を使うサービスをあまり利用する予定がない人に向いています。
制限がかかるといっても、ネットが使えなくなるわけではないので、
ネット自体はWimaxと同じく月額制で使い放題です。
ただ、大容量ファイルをたくさんダウンロードしたりすると回線スピードが遅くなります。

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